アビスパ福岡に教えてもらったこと

TARO アビスパ福岡

 

僕はそこそこのアビスパ福岡のサポーターです。

 

そこそこ・・・?

 

サポーターになって12年、ファンクラブに入って12年です。

家は紺色一色です。

転勤族で福岡にいない為、年に10試合くらいしか見に行けないし、アウェイゲーム観戦が多い。その分アウェイチームのスタジアムに行けるというメリットはありますが、、、

ちなみにホームスタジアムのベストデンキスタジアムは実家から車で15分くらいの距離です。

 

数えてみたら現在のJ2リーグの22チーム中、行ってないスタジアムは4か所(沖縄、山形、愛媛、松本)だけでした(゚д゚)!。

 

決して強いとは言えないアビスパ福岡。ネームバリューも低い。福岡ではホークスの話題ばっかり。日本A代表の有名選手も居ない(アンダー世代はいますよ!)。

 

そんなチームをなぜ応援するのかと考えたとき、もちろんきっかけはあったにせよ、何といっても「おらが町のチーム」だからだ。

そして経営危機も経験したから、自分たちが支えているという自負もあるし実感もある。

 

Jリーグの創設時の理念は、「地域に根差したフランチャイズ」だったそう。

バブル期の各企業は野球のようにサッカーのチームを広告塔にしようと思っていたのに、「チーム名に企業名を入れてはダメ」と言われ、なんでやねんという気持ちになっただろう。

広告にならないものにお金なんて突っ込めるか、と。

 

ところがどうだ。Jリーグ創設から25年の今。

いるよ。「おらが町のチーム」を応援する人間がここに。ほかにもたくさん。

 

そう。この人も。 @hiroki さん

 

 

何であろうと「プロ」をまじかに見れるというのは有難いことだと思う。僕は都市部と地方の地域差の最たるものは、本物が身近にある、そしてそれを現実として感じれるかということだと思っている。

 

負け続けようが、最下位だろうが「プロ」である。それを職業として飯を食っているのである。僕では絶対に敵わない。

サカティー かっこよす

 

 

相撲取りを初めて見た時の感想は

「デケェ( ゚Д゚)!!」

だ。TVを見てると太ってんなぁ、、動くのも大変じゃん、、、と思ってたのに、実際に見たら胸は分厚く、腕はとんでもなく太く、…そしていい匂いがする。

 

クラシックって眠いし、退屈と思ってたけど、大阪のちょっと通りかかったビルのエントランスでやっていたミニコンサートに足を止めていたらいつの間には30分経ってたり。

 

そして決定的にサッカーに嵌まるきっかけになったのは、選手と距離が近い一体感なんだと思う。ホークス戦はダイエーのころから数えると50回は行っているが、そんな気持ちになったことはない。

 

きれいだなーベススタ

 

サッカーの試合中は選手の声やサッカーボールをける音、監督の指示が聞こえ、終わったら選手が挨拶に来る、たまにはメガホンで話しかけたりする。練習を見に行けば選手が気楽にサインをしてくれる。

雁ノ巣練習場に行けばお気に入りの選手と話だってできる。サインも書いてくれる。

 

そりゃ、いつもTVで、スタジアムに行けば目の前でスーパーなプレーを見せてくれる選手が話してくれ、一緒に写真撮ってくれて、サインもしてくれる。子供にとってこんな嬉しいことはないと思う。

 

僕は生まれは熊本で、コンサートといえば演歌歌手で、野球といえば年に一回読売巨人軍vs大洋ホエールズの試合を藤崎台でやる程度だった。有名歌手のコンサートはせいぜい福岡止まりだ。

 

思春期の高校生の頃はそんな「田舎な」熊本が嫌いだった。

TVの中に映るスポーツ選手も、渋谷の喧騒も、アイドルもすべてはTVの中のことで自分とは全く関係のない世界と思ってた。東京に住んでいる今ですら、これは長い旅行なんじゃないかな?夢かなと思っている。

 

それを身近に現実として感じられる東京都いう町は本当に素晴らしく、それを知っている体感しているとそうでないのは、特に子供にとってはとてつもなく大きな差があると思う。

自分がそう感じたように。TAROにはどこでもできる勉強よりも、できるだけそういうものに接する機会を作ってあげたいと思う。

 

 

話はアビスパに戻って。

 

妻ちゃんもアビスパのサポーターで、その後北九州にギラヴァンツができたときは「ウムム」ってなっていました。初めての福岡ダービーの時は僕がアビスパ、妻ちゃんがギラヴァンツのユニを着ていったから、読売新聞と西日本新聞に取材されて記事になりました。

 

一昨年はお盆に夫婦ペアシートを予約していたのに、妻ちゃんは癌の悪化で生きるか死ぬかの瀬戸際で、当然キャンセルをせざるを得なかった。

今でも負けてイライラすると、妻ちゃんの「負けるの嫌なら鹿島でも川崎でも応援すれば」という声が聞こえる。うん、確かにそうじゃないんだ。

 

経営危機もJ3降格危機も乗り越えて、今は昇格争い。

妻ちゃんとは2回のJ1昇格を経験した。あの爆発するような喜びは何物にも代えられない。

今はそばにはいないけど、また昇格したいね。

2015年プレーオフ vsセレッソ

 

僕にはできることは何もないけど(クラウドファンディングとかグッズ買うくらい)、本当に選手たちの頑張りが報われればいいとおもう。

妻ちゃんもベススタの空の上からそう思っていますよ。

 

選手の皆、今日(11/8)は負けたけど最後までがんばれ!

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