【がん闘病】 ② ロボット手術? ~ 気が利かない

妻ちゃんの病気の事

ロボット手術?!

手術をするに当たり、先生が仰るには、

「で、どうしましょうか。ロボットもありますけど」

( ゚д゚)ロボット?

 

妻ちゃんも僕も何のことやらでしたが、大腸がんの外科手術には以下の3つがあるらしい

という事がわかりました。

  • 開腹手術  :お腹を開いて患部を摘出。内臓をぐちゃぐちゃしちゃうし、感染症の確立も高い。
  • 内視鏡手術 :内視鏡を使って患部を摘出。お腹を切らないし、体への負担も軽くて。一般的な手術。色んな外科手術に使われている。
  • ロボット手術:ダヴィンチと呼ばれる。内視鏡の超発展版。画像は3Dかつ、カラーで見れる。マニュピレーターを使いより高度な手術が低いリスクで行える。

正直、どこまで正確に説明できているか分かりませんが、概要はあっていると思います。

そりゃ、ダヴィンチに決まってるわ。

先生「非保険対象で100万円かかりますよ」

 

(゚Д゚;)マジかー。

お金が惜しいわけではなかったけど、これからどのくらい続くか分からない病気との闘い、子供を保育所に預ける費用、他にも想像できない費用が掛かると思うと、逡巡してしまった。

結果、妻ちゃんと妻ちゃんのおふくろさん、兄貴と話して、車買ったとでも思ってやっちゃおうぜ!カードで払えばマイルもつくしね!という事でダヴィンチを使う事にした。

*因みに現在は社会保険適用になりました。おせぇよ。

*後でおふくろさんが出してくれた。ありがとう…。

 

ダヴィンチの正しい情報はこちらです(笑)

 

手術/退院

妻ちゃんは盲腸、帝王切開以来の手術。事前に買い物をし、前日入院後はお医者のリスクヘッジの色んな色んな色んな書類にサインし、いよいよ手術室に向かう。

「愛してるよー、行ってらっしゃい」「わたしもー、じゃぁね」

と言って別れて、約4時間の手術に突入。

 

まだ築地市場がある

がんセンターは築地市場の真ん前の高層ビルで景色がいい。最上階のレストランで

景気づけに大トロ丼を食べる。普段はマグロなんか食べないのに。

もそもそと丼を食べながら周りを見ると病人とその付き添いばかり。自分もその一人なんだと改めて実感する。

未だに他人事のように「時間できたと思おう」と会社から義務付けられていて、何年たっても取得できない「TOEIC730」点に向け睡眠学習をするのだった。

TAROは妻ちゃんの希望で病院には連れて行かなかった。幼稚園で「がんのびょういんにいったよ」と言われたくなかったから。

予定を少しオーバーして手術は終了。

「できることは全部しました」

というお医者さんの話を冷静に聞き、これからの事をメモした。

サンプル採取した検体を調べて転移の確認をするそうだ。

考えてもしょうがないと思って冷静でいたつもりだけど、実はちゃんと考えるのが怖かったんだと思う。

目を覚ました妻ちゃんは痛み止めもよく効いていたみたいで結構あっさりしてた。

死地からの生還、お互いにきつく抱きしめ合った!って感じを勝手に想像してたがそんなではなかった(笑

病院には泊まることができず、その晩はキスして家に帰った。病院も気が利かない。

 

翌日から血栓を起こさないために歩かせられる。イテテ、イテテと言いながら頑張って毎日歩き、なんと6日後には退院となった。すごい!ダヴィンチ!!

体に5か所の傷がついちゃったけど、とにかく帰ってきて嬉しかった。

 

③へ続く!

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